アメリカで行われていた裁判で
Googleが提供するGoogle booksによる
大学図書館の書籍スキャンについて
著作権団体によって訴えられた裁判で
一審では問題ないという判決だったが
それを不服として上訴した上級審で
あらためて「Googleのスキャン行為は合法」との判断が下されたのだ
Googleによる大学図書館の書籍スキャンは合法との上訴審判決が下る - GIGAZINE著作権保護の観点から
販売されている書籍などについて危機感を覚えるのは分かるが
大学の図書館のように公共性の高い書籍をスキャンして保管するのは正当であると認められたのだ
アメリカではフェアユースという制度がある
簡単に説明すると、正当な理由があれば
「著作権物を著作権者の許可なしで使ってもいいよ」ということだ
特に今回のように
「書籍をデータ化することで後世にわたって書籍を保存するという目的の正当性ならびに災害による消失のリスクを軽減するために合理的であること」
とどう考えても正統性しかない状況で
負けたとあってはこの情報化社会のお先真っ暗である
著作権団体は戦う相手を間違えないで貰いたい
こういった前例があれば
日本での図書のスキャンが行われるさいも
参考にされることになるだろう
むしろ、デジタル図書館として
うまいことそういった秘蔵本を
ネットワーク上で簡単に借りることのできるシステムを構築してもらいたい
図書館に本を借りに行ったとしても
すでにレンタル中で返却を待ったり
そもそもおいていないことも多く
結局無駄足になってしまうこともある
著作権の保護は大事だが
利便性の向上や新しいシステムの構築が必要な時代が来ているのも間違いない
利用者にとっても、著作者にとってもwin-winなシステムで
利用できる電子図書館の開設を待ってるぜ
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テーマ:Google - ジャンル:コンピュータ
- 2014/07/03(木) 00:01:28|
- ネット関係
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